好きな人ほど信じてあげられない、本当の理由

恋をしている時、自分の好きな人のはずなのに、何故かどうしても相手のことを心から信じられない、確かな根拠もないのに些細なことでつい疑ってしまう、それで苦しい思いを抱えてしまう……なんて経験をしたことはありませんか?

その結果、実際に「裏切られた」と感じるような出来事が起きて、破綻してしまう、なんてことも。

しかもそれが1度限りではなく、パターン化して繰り返されてしまい、いつも恋がうまくいかない……かく言う私自身が、ずっとそうでした(T_T)

これは、男を見る目がないとか、男運が悪い……つまり相手の選び方が悪いというだけの単純な話ではなく、ましてや世の中の男性全般(女性全般)が悪いという話でも勿論なく、実は、うまくいかないパターンを作ってしまっているのは、無意識の自分自身なんです。

好きな人ほど信じてあげられない……というのは、多くは相手の側の問題ではなくて、自分自身が愛されている自分を信じることが出来ていない、ということが原因なんですね。

 

異性と友人関係ならうまくいくのに、恋愛になった途端にダメになってしまう、というケースがあります。

これは、関係性が深くなるほど、自分を受け容れてもらえなかった時、否定されてしまった時に心の傷が深くなることを、これまでの人生の中で経験上学んでいて、無意識に心のブレーキを踏んでしまっているからです。

恋愛関係や家族関係など、深い人間関係ほど、傷つくリスクも大きいんですね。

だから、確実に嫌われないと思える範囲を探って、当たり障りのない言葉や行動、表情を選択して、表面的に振る舞ってしまったり、あるいは嫌われないために相手に過剰に尽くしてしまったりします。

そうすれば恐らくは嫌われないので、心理的に安全ではありますが、自分が相手に対して警戒を解かずにいる限り、相手もそのラインに合わせてしか踏み込めないので、お互いに本心が掴めず、違和感を抱えたままの関係になってしまいます。

勿論、赤の他人に始めから全てをさらけ出すことは難しいものですが、恋愛関係になってからこの期間があまりに長引くと、疑心が育ってしまうのも無理からぬことではないでしょうか?

自分らしい本来の魅力も、この状態ではなかなか相手に伝わらず結局、良好なパートナーシップを築くことも出来ません。

 

また、どうしても相手のことをすぐに疑ってしまう……つまり相手の人間的なマイナス面を探してしまう心理というのは、マイナス面のある異性=不完全な異性であり、そういった異性は自分を否定するかもしれないという恐怖があるためです。

相手に疑いをかけておけば、もしも自分の心が傷つくようなことがあった時「やっぱり、信用できない人だった」と相手のせいにしたり、あるいは「やっぱり、私には異性運がないんだ」とか「やっぱり、男の人は(女の人は)信用できない」と型にハメて片付けてしまうことで、自分を守ることが出来ます。

疑う心というのは、相手と真っ直ぐに向き合うことからの逃げ道になりうるのです。

「あの人はここがダメ、この人はここがダメ」と異性に求める理想が高くなってしまう傾向があるのは、完璧な異性なら、自分のことも受け容れてくれるだろうという思いから……男女共に優しい人が理想のパートナー像として上がりやすいのも、そのためかもしれませんね。

ですが、完璧な人間というものは、世界には存在しません。

そして自分も相手も、お互いに完璧なんかじゃ全然なくても、受け容れ合うことは出来るのです。

 

では、愛する人を信じ続けるためには、どうしたらいいのでしょうか?

そのためにはまず、相手を疑う心は、自分が傷つくかもしれないという不安から生まれるものなんだと、知っておくことです。

その上で、疑いの気持ちが生まれた際に、その都度「それって事実? 感情的になってない?」と自分に問いかけ、冷静に判断が出来るよう訓練をしていく。

こうしたバランスの良い冷静な思考を育てる訓練に、実は認知行動療法が非常に役に立つのです。

 

それから、あなたの心から大好きな人ならば、「どんなことがあっても、私はこの人を信じる」と、決めてしまうことだと思います。

信じるというのは、ずっと疑心を持たずにいられるということではなく、疑う気持ちが生まれる度に、何度でも根気よく信じるを自ら選択し直すことではないかと思うのです。

相手を信じることが出来たとしても、相手には相手の価値観や事情、生きてきた人生がありますから、思い通りにいかないことも、時にはあるかもしれません。

ですが大概の場合、自分が思うよりはるかに相手の心もデリケートだったりするもので、こちらの疑いの心が伝わってしまうことで相手の裏切りとも呼べる行動を生み出してしまう、なんてこともあります。

お互いに、保証のある恋愛なんて、どこにもないんです。

それでも、相手を信じることなくしては、本当のにはなれないのではないかな、と私は思っています。

 

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